社会になじめない発達障害|正しい対処でオドロキ改善効果!

罹患する人の多いADHD

辛そうな男性

全国でも発症している割合が高く、発達障害と診断された人の多くが抱える症状として、ADHDが挙げられます。ADHDは注意欠如、他動性などの健常な人とは異なる症状が現れます。注意欠如は物忘れやスケジュールを守ることの困難さ、または物を片付けることが難しいなどの症状であり、一見してただズボラな人であるように見られます。しかし、ADHDとなると単なるおっちょこちょいでは済まない間違いを多く起こす事となるので、社会生活を営む上で多くの弊害が現れてしまいます。学生であれば何度注意されても遅刻を行なうクセが治らず、社会人となれば大事な企画書を忘れてしまうなど致命的なミスを何度も犯してしまうので、学校でも会社でも悪い評価を受けやすくなるのです。ADHDはアスペルガー症候群などと併発して発症する傾向があるので、しばしば混同されて判断されがちですが、アスペルガーとの違いは強いこだわりや単純作業などへの執心傾向から判別することができます。発達障害であるADHDは、自分の脳内で物事をまとめる事を苦手としており、一つのことに集中してしまうと他の事柄がすべて頭から抜け落ちてしまう、いわゆる過集中と呼ばれる状態に陥る事が多くあります。高い集中力を発揮するので、ADHDは単純作業や創造性の高い作業に適性が見られる場合があるものの、状況に合わせて柔軟に作業形態を変えるなどの対応に難が見られることがあります。そのため、接客業や建設現場など、マルチタスクを要求される場所での就業に慣れず問題を起こす事が多くあるのです。

発達障害であるADHDは、不注意傾向以外にも他動性と呼ばれる症状が現れます。他動性とは集中力がなくいつもそわそわとなんらかの行動を起こしている状態です。ADHDは集中力を自制する事が難しい傾向にあります。興味のあることには過集中状態となり、まったく興味のないことには集中力が働かず、他動性を引き起こしてしまう場合があります。こうした傾向は一般の人でもよくあることでは、と考える人もいるでしょうが、ADHDは一般の人よりも様子や行動が極端なものとなります。物事に集中できないあまり、常に周りをキョロキョロと見回すことや、席を立って行動をしてしまう事もよく見られる傾向です。一見して子供のような行動ですが、大人になってもこうした傾向が顕著に見られる人も多くいるので、仕事や学業において大きな問題となっている人もいるのです。このような発達障害における他動は認知行動療法によって改善することができます。無意識に他動を行なう自分自身を省みて、行動を自制するようになれれば自然と他動傾向を抑制することができるのです。また、コンサータなどの投薬によってこうした落ち着きのない状態を改善することもできるので、他動傾向が生活に大きな影響をもたらしている場合など、専門の精神科やメンタルクリニックから薬剤を処方してもらう事もできるでしょう。